「まさにダンジョン!地下に広がる無限の世界 千仏鍾乳洞と牡鹿鍾乳洞①」 福岡県北九州市小倉南区
こんにちは~ 🙂 梅雨に入ってじめじめした日々が始まった六月の半ば。
毎年梅雨時期になると、体調がすぐれなくなるこーです。なんかだる~く重~くなるんですよね…『病は気から』というけれど、雨が続くであろう憂鬱な気持ちから来るんでしょうかねぇ 😐
あかんあかん。まだ梅雨入ったばかりやし、こんなウダウダしてたら先が続かんで。
ここはひとつ身体を酷使してショック療法してみますか。どうせならとびきりの冒険ができるとこ、そして写真一杯とれるとこ!!探してみよ~!
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突然ですが…日本の各地にはあちこちに”鍾乳洞”があります。
”鍾乳洞”とは石灰岩が地表水や地下水で浸食されてできる洞窟のことを指します。石灰岩は遥かな昔、サンゴ礁やそこに生きていた生き物の骨などが長い長い時間をかけて堆積していった層で、炭酸カルシウムが主な成分です。
炭酸カルシウムは二酸化炭素を含む弱酸性の雨水などによって浸食が始まります。この結果石灰岩の内部に空洞ができます。これが鍾乳洞と呼ばれる洞窟になっていきます。
有名どころでは地下にたくさんの地底湖が広がる岩手県の「龍泉洞」、日本一標高の高いところにある岐阜県の「飛騨大鍾乳洞」、岡山県の「井倉洞」や「満奇洞」は金田一耕助のロケで使われたし、山口県の「秋芳洞」は日本最大規模で、一キロほどまで観光の道が整備されている。
鍾乳洞って真夏に行くと涼しくていい気持ちなんよね~ちょっと涼むのに最適やわ(*´ω`*)
位しか思ってなかった僕が、衝撃を受けたある記事。
「(@ ̄□ ̄@;)!!なにここ!この鍾乳洞、ガチRPGに出てくるダンジョンやん!!しかも途中までは電気ついてるけど、その先はライト持参で行きたいとこまで行けるって!?ほんまもんやん!ほんまもんのダンジョンやん!!!」
場所は北九州。新幹線の停車駅小倉からそう遠くない。
実は小倉近くには数年前、韓国は釜山の旅で知り合った僕の兄貴分の人とお母さんがいます。二年ほど会っていないけれど、ずっと会いたかった人たち 😛 これはまさに旅立ちの時!!
兄貴~!今会いに行きます!!そして迷宮探検します~ヽ(^o^)丿
今回は冒険&再会の旅♪スタートです 😀
「千仏鍾乳洞」
さてさて。リアルダンジョンの名前は「千仏鍾乳洞」。
北九州市小倉南区に位置します。
小倉駅からJR日田彦山線に乗り換え25分、「石原町」駅下車になります。
ちなみに日田彦山線、単線で列車本数も約一時間に一本です。新幹線で小倉に着き、さっと乗り換えて石原町へ!…というのは無理でしたね、はい(-_-)
電車を待つこと40分。やっと「石原町」駅へ向かう電車が来ました。
久しぶりに単線に乗りました。のんびり揺られて約30分。ガタンゴトン。乗客も少ないですが、駅ごとの改札にも駅員さんはいません。電車を降りる時に運転手に切符を渡して降りるという方式でした。バスの様な感じですね。
「石原町」駅に到着。
…何にもありませんね。実はリュックとは別に兄貴に持っていくお土産を持っていて、駅のコインロッカーに預けて…とか考えていたのですが、そんなのは影も形もありません。
ま、鍾乳洞にはロッカーとかあるかな、と思いながら駅のロータリーへ。
鍾乳洞の解説の看板と、タクシーが二台、以上。
…これは予想をはるかに超える何もなさです(;''∀'')
実は石原町駅から千仏鍾乳洞、牡鹿鍾乳洞への起点となる『自然観察センター』までは「おでかけ交通(平尾台観光タクシー)」が走っています。少し大きめの乗合タクシーですね。ただし本数は少ないんです。
JR石原町駅発
一便目 9:45
二便目 10:50
三便目 13:45
四便目 14:55
一本目は9時45分。新幹線から在来線の乗り換えがスムーズにいけばと思っていたけど、石原町駅に着くと時間は10時10分で間に合わず(-_-)次は10時50分。あと40分くらい。
写真を撮りながら探検×洞窟2で、夕方には兄貴たちと合流することを考えると時間は無駄にできないし…普通のタクシーだといくらくらいかかるのかな…
こー 「こんにちは。ここから千仏鍾乳洞までいくらくらいですか?」
おいちゃん 「2500円前後かねぇ。」
まあ距離を考えたら仕方ないか。今回は僕の旅には珍しく、目的地までタクシー利用で行きますか♪
おでかけ交通の時刻と運賃はこちら♪
http://www.city.kitakyushu.lg.jp/files/000028338.pdf
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おいちゃん 「どちらから?関西の言葉やね?」
こー 「神戸から来ました!北九州に僕の兄貴分の人がいるんです。その人に会いに。お出かけタクシー使うつもりだったんですけど、新幹線との乗り継ぎがうまくいかなくて。」
おいちゃん 「日田彦山線は本数少ないからねぇ。一時間に一本だから。」
こー 「石原町に着いたらロッカーに手荷物預けるつもりだったんですが、それもなかったんです。」
おいちゃん 「あ~、ないない。駅員もおらんけえね。まあ鍾乳洞行ったらロッカーはあるよ。そこに預けたら。」
こー 「千仏洞と牡鹿洞両方まわるつもりなんです。鍾乳洞間の合間も写真撮るんで、リュックはいいんですけど手荷物は邪魔かなぁって思って。」
おいちゃん 「帰りはどうするんね?お出かけタクシーに合わせて動くの?」
こー 「ちょっと急くけど、そうしようかなぁと思ってます。」
おいちゃん 「少し高くつくけど、帰りもこれ乗るならトランクに荷物乗せといてあげるよ。都合いい時間に携帯に電話くれたら迎えに来てあげるから。」
…おでかけタクシーが500円。おいちゃんのタクシーなら2500円。料金は断然高くつくけど、その分時間を気にせず行動できる。鍾乳洞二つで写真を撮る+鍾乳洞間の移動に徒歩30分…感覚的にどんな広さかつかめないし、途中で写真撮り逃して帰ること考えたら、このタクシー乗る方がいいか。荷物も預かっててもらえるし。
こー 「はい!じゃあ帰りもお願いできますか?まず千仏洞行ってください。それから牡鹿洞行って、最後に自然観察センターから連絡します。いいですか?」
おいちゃん 「オッケーイ。じゃあ携帯番号いうとくけ。」
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市街地から山へ入り、平尾台の山道を走る事15分。千仏鍾乳洞の駐車場に到着。
この日は駐車場は空いていましたが、お盆やGWなどの連休は車が渋滞して進まないから途中で降りて歩いてもらうのよ、なんてことを言っておられました 😯 マジすか。
帰りの連絡を約束し、荷物をトランクに預けてタクシーは走り去りました。手荷物とPC預けたからリュックは軽い♪
目指す鍾乳洞は長い階段の下。結構な下りのようで杖が置いてあります。
下へ、下へ。
階段を降りきると、入洞券売り場とコインロッカー、軽食できる売店もあります。
入洞料は、大人 800 円、高校生600円、中学生500円、小学生400円。なかなか細かい設定ですね。
あ、そうそう、売店では無料のゴム草履が貸し出されています。千仏鍾乳洞はなんと!地下水の流れる中を歩くんです(''Д'')
ここで靴を脱いで靴箱に預けてから入り口に向かいますよ~。
(※知らない人の履いた草履は…という人のために、新品の物も販売しているみたいです。もちろん自前の草履を持ち込んでもOK。)
みんなロッカーに荷物を預けて手ぶらで向かうみたいだけど、僕はカメラ用品があるからリュックのまま入ります。
カメラを腰にセットして準備万端整いました!
それではいざ、迷宮探索に向かいますよ~ヾ(≧▽≦)ノ
〜②へ続く